中古物件調査の注意点

【建物の構造・耐震性】
古い建物の場合、耐震性が現行基準を満たしていない可能性があります。耐震診断を行うことで、安全性を確認することが重要です。
【修繕履歴】
過去にどのような修繕やリフォームが行われたか、その履歴を確認することで、建物の維持管理状況を把握できます。
【周辺環境】
近隣の騒音（交通、鉄道、商業施設など）や治安の状況を確認しましょう。夜間や週末の状況も調査することをお勧めします。
【管理費・修繕積立金】
マンションの場合、管理費や修繕積立金の額、そして管理組合の運営状況を確認してください。特に積立金が不足している場合、将来的に大規模修繕が難しくなる可能性があります。
【配管・設備の状態】
給排水管、ガス管、電気配線などの設備が老朽化している場合、リフォーム費用がかさむ可能性があります。これらの状態もチェックしておくことが重要です。
【周辺の施設・利便性】
駅、バス停、病院、学校、スーパー、コンビニなどの生活に必要な施設の利便性を確認しましょう。また、将来的な開発計画も調査しておくと良いでしょう。
【土地の履歴】
過去にどのような用途で使われていた土地かを確認し、土壌汚染などのリスクがないか調べてください。
【自治体の条例や規制】
地域によっては、建築やリフォームに関する特定の条例や規制がある場合があります。これらの規制を確認しておくことが必要です。
【事件や事故】
事件や事故があった物件であるかどうか？
【物件環境の問題】
｢高圧線の下」｢近くに工場が建てられる｣｢近くに大型マンションが建設され、日照が悪くなる｣などが考えられます。
【権利関係の問題】
土地の権利が｢借地権｣であったり、何らかの問題で隣地ともめているものなどが考えられます。
【欠陥住宅】
｢建物の沈下｣｢雨漏れ｣｢シロアリやカビが発生｣などによる構造劣化